バリキャリママの子育てブログ

キャリアも諦めず、子育ても手を抜かず、両立できるママを目指します!このブログでは、妊娠中や出産、子育ての話などを書いていきたいと思います。

自然分娩より怖い?帝王切開での出産経験をまとめてみた

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出産についての情報はたくさんありますが、帝王切開についての情報は意外と少ないですよね。

今回は、帝王切開で出産したときの経験をまとめてみます。

詳しく知りたい方は、入院中の記事をご覧ください!

career-and-childcare.hatenablog.jp

帝王切開の準備

予定帝王切開の場合は陣痛が来ているわけでもないので、手術の時間になると看護師さんに呼ばれて手術室へ歩いていきます。

手術室へつくとその場で裸になって手術着へ着替え、看護師さんたちに手伝ってもらいながら自分で手術台の上へと登りました。

麻酔をするために手術台の上で横向きになり、体育座りのように足を曲げ、頭はおへそを見る状態でキープ。

そこから麻酔をゆっくりいれていきます。

手術前の麻酔は痛いと聞いていましたが、ズキッとしたりチクッとする痛みではなく、ずんっと響くような重い痛みでした。

傷や注射のような痛みではなく、どちらかというととっても重い生理痛みたいなかんじです。

麻酔が終わると体を仰向けに戻され、麻酔が効くまでしばらく様子を見ます。

麻酔が効くまで時間があるので、その間に尿道カテーテルも挿入。

帝王切開後はしばらく麻酔が効いていて動けないため、尿道カテーテルをいれられるのです。

これも怖いと思ってましたが、入れられた感覚がまったくないので、とくに心配する必要はありませんでした。

帝王切開での出産の様子

帝王切開の麻酔は、痛みや熱い・冷たいという感覚はわからないけど触られている感じはわかると言われていたので怖かったのですが、いつお腹が切られたのかは全然わかりませんでした。

ただ、赤ちゃんをお腹から出すときは本当に壮絶です。

お腹を思いっきり左右にぶんぶん振り回されるような、謎の感覚です。

乱暴に振り回されている気がするので、痛くはありませんがお腹が引きちぎられるのではという感覚になって怖かったです。

後日、帝王切開をした他のママさんに聞いても、同じようにぶんぶん振り回されてびっくりしたと言っていました。

帝王切開はみんなそんな感じなのか、私の出産した病院だけなのかはわかりませんが、ただ切ってスポンッと生まれるだけじゃないようです。

赤ちゃんを取り出した後は胎盤をだしたりお腹を閉じたりする作業に入りますが、私はだんだんと気分が悪くなってきました。

手術中は吐き気がすることがあると聞いていましたが、吐き気というよりは貧血で倒れそうな感覚。

血圧が急激に下がるために、気持ち悪くなることがあるそうです。

息が荒くなり、だんだん意識が飛びそうになって大変でしたが、処置が進むにつれてだんだんと落ち着いてきて、やっと手術も終了。

麻酔が効いていて体がうごかせないため、ストレッチャーに乗せられて部屋に運んでもらい、無事部屋のベットに戻りました。

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帝王切開の術後の痛み

手術後は下半身がまったく動かず、酸素濃度測定器や血圧計、点滴をつけながらひたすら横になって休みます。

体も動かせないし、ご飯も食べられないので、ただ寝ていることしかできません。

帝王切開の場合、すぐには赤ちゃんのお世話はできないので、ただの入院患者な気分です。

定期的に看護師さんが様子を見にきてくれて、悪露をだしたり、点滴をかえたりしてくれる以外、特に変化のない時間を過ごします。

手術当日の夜はまだ麻酔が効いているので痛みはありませんでしたが、次の日の朝から激痛の日々が始まります。

少しでも体を動かすとお腹にすごい痛みが走り、本当につらいです。

特に、起き上がろうとすると激痛に襲われます。

それでも、手術の次の日からすぐに、痛みに耐えてトイレに行ったり、ごはんを食べたりする生活に戻ります。

痛み止めの硬膜外麻酔を使っていたのに、痛すぎて夜な夜な泣く日々でした。

手術から3日が経ち、痛いけどなんとか起き上がれるようになった頃、赤ちゃんと同室生活がスタートします。

初めての赤ちゃんのお世話は、何をすれば泣き止むかわからないし、母乳もあまり直接飲めないので搾乳したりミルクを作ったりして授乳にも時間がかかるし、傷は痛いしでボロボロでした。

特に初めての夜は、頻繁に起きる赤ちゃんに戸惑い、眠さと疲労と痛みで本当に死にそうになるので、覚悟しておいてください。

手術の傷が落ち着いてきても、今度は麻酔の副作用で激しい頭痛に襲われ、結局退院まで痛みに悩まれ続けました。

こればっかりは、帝王切開で出産するならしょうがないのかもしれません。

帝王切開で生まれた赤ちゃん

自然分娩だと、生まれた瞬間おぎゃー!と赤ちゃんが泣くイメージですが、帝王切開で生まれた赤ちゃんは産声もあげずに寝ていました。

産まれる予定よりも早く取り出されるため、生まれたことに気づかないそうです。

予定日より早くに産まれた赤ちゃんは、胎脂まみれで生まれます。

もうベタベタです。

その胎脂をきれいにしたり、へその緒を切ったりしている間に起きて、やっと生まれたことに気づいて産声をあげるようです。

予定帝王切開の場合、予定日よりだいたい2週間くらい早く産まれるため、赤ちゃんは小さめで生まれます。

自然分娩の赤ちゃんよりも体力がないことも多く、最初は特に、おっぱいを吸ったらすぐ寝てしまって母乳を飲んでくれなかったりすることも多いようです。

でも、軌道に乗ってくれば普通の赤ちゃんと変わらない成長をしてくれるので、心配はいりません。

退院後の生活

帝王切開の場合、退院後もしばらく傷の痛みに苦しめられます。

産後1ヶ月は、ただ動くだけで痛いです。

帝王切開に限らず、産後1ヶ月はママの体はひどく傷ついている状態なので、無理をせずに過ごしましょう。

一方で、副作用の頭痛は治まってきますが、代わりに肩こり・首こりからくる頭痛がひどくなってきます。

腱鞘炎などにも苦しめられますが、これは帝王切開だからというより、ママさん全員に共通する痛みです。

2ヶ月も経てば傷の痛みもだいぶおさまり、普通に日常生活おくれるようになりますが、運動するとまだ痛いです。

ちょっと腹筋をしたり、ストレッチをすると、後でズキズキと傷んだりします。

でも直接的な痛みはもうあまりなく、古傷が痛むという感じです。

気をつければうつ伏せに寝たりもできるので、骨盤矯正も出来るようになります。

産後3ヶ月が経つ頃にはだいぶ傷の痛みは気にならなくなりますが、ベビーベットの縁にお腹があたったり、疲れてベットに倒れ込んだりするとまだ痛いので、本当に痛みが消えるまではもう少しかかりそうです。

完全にきれいに治るには1年はかかるそうなので、うまく付き合っていきましょう。

帝王切開でも怖がりすぎないで

帝王切開は情報も少なく、実際に経験しても痛みがすごくて本当につらいです。

でも、生む前から不安になっていると今度は胎児によくないので、必要以上に怖がり過ぎないようにしましょう。

恐怖を抑え込むには、情報を集めて事前にイメージしておくことが大事です。

産婦人科のお医者さんに相談してみるのも良いと思います。

5人に1人は帝王切開で出産するようになりましたし、必ず乗り越えられる痛みなので、絶対なんとかなります!

怖いと思いますが、あと少し、がんばりましょう!