仕事と育児はどっちが大変?両方経験しているバリキャリママが思うこと
育休が進まない日本では、ワンオペ育児をめぐって夫婦で衝突が起こることがあります。
仕事をしているパパと、家で家事や赤ちゃんのお世話をしているママ。
どちらが大変か、両方を経験して私が思ったことを共有します。
仕事の大変さ
私の仕事はコンサルタントなので、バリバリのキャリアウーマンだと思ってください。
残業ありのフルタイムで働いているし、ベンチャー、地方の大企業、東京の大企業と3社ほど経験しているので、産休・育休中ではありますが、世の中の働くパパさんの気持ちはよくわかると思ってます。
そんな私が思う仕事の大変さは、時間に縛られながら複雑な問題を解決することが求められるところです。
会社の風土にもよりますが、会社にいると周りの協力を得ながらたくさんの仕事をさばく必要があります。
チームの空気を読んだり、上司に根回しをしたり、会議に追われながらメールを返したり、クライアントに向けたの資料を作ったり、やることはたくさんあります。
複数の案件を並行して進めたり、大規模な案件で関係者が多岐にわたったり、周りに対応していたらなかなか自分の仕事が進まなくて残業したり、時間的な制約のある中で気の抜けない日々を過ごしていることでしょう。
プレッシャーがあるので精神的にも大変ですし、満員電車に揺られながら朝早くから夜遅くまで働くのは体力的にも大変です。
育児の大変さ
一方で、育児の大変さはどうでしょうか。
私は今、生後1ヶ月の赤ちゃんを育てるママです。
旦那は協力的な方ですが、育児・家事の割合は9対1でほぼ私がワンオペでこなしている状況です。
私が思う育児の大変なところは、24時間臨戦態勢で赤ちゃんのお世話をするところだと思います。
昼夜関係なく、赤ちゃんはすぐ泣きます。
なんで泣いているかも教えてくれず、何も理由がなくても泣いたりします。
そうなると、睡眠不足だろうと家事をしていようと関係なく、すぐに赤ちゃんをあやしに行かなければならないのです。
まだ一人で生きていけず、何が不快かも教えてくれない赤ちゃんのお世話は怖いです。
常におっぱいを求めてくるけどお腹が空いているのか、うなっているけど苦しいのか、静かに寝ているけど息をしているのかなど、不安なことだらけ。
命を預かる責任の重さや、今後の赤ちゃんの成長への責任の重さを感じます。
マニュアルもなく、一般論が通じないことも多く、初めてのことだらけなのにワンオペになりがちなので、誰にかけられるわけでもない謎のプレッシャーを感じます。
すごく悲しそうな顔と声で泣き叫ばれたり、睡眠不足で一人で家事をがんばっていると精神的にもきます。
日々重たくなる赤ちゃんを抱っこしたり、お世話をするにあたって身体中に痛みが走り、肉体的にも重労働です。
そこへ家事もこなすことになると、よりつらさは増していきます。
【スポンサーリンク】
結局はどちらも大変
仕事は週5でとにかく忙しいですが、10時間くらい働けば家に帰って好きなことができます。
土日など休みがあれば、眠気がなくなるまで寝たり、ゆっくりコーヒーを飲んだりすることもできるでしょう。
一方、育児は一日中家にいて時間に追われずにのんびりスマホやテレビを見る時間もありますが、24時間臨戦態勢で昼も夜も土日も休みなくお世話をし続けるという大変さがあります。
どちらにも共通することは、責任が伴い、段取り力が試され、戦略を練り、効率化をはかる必要があることです。
お仕事をしているパパさんは、仕事で少し余裕がある日などはぜひ家に帰ったら育児や家事を率先して行い、1時間でいいのでママさんに自由な時間を作ってあげてください。
育児で大変なママさんは、パパが仕事の後に何もやってくれなくても大目に見てあげてください。
その代わり、土日は夫婦ふたりで協力して一緒に家事や育児をやりましょう。
赤ちゃんのお世話は大変なことばかりではないはず。
一緒に赤ちゃんのお世話をすることで、一緒に赤ちゃんの成長を楽しんで、幸せな時間を共有できるといいですね。