ついに緊急事態宣言!休校になっても学力を落とさないために親ができること
ついに安倍首相が緊急事態宣言をし、学校の休校もさらに長期に渡ることになってしまいました。
新型コロナウィルスのせいで休校になったことで、学力格差も社会問題となり始めています。
私も理系の大学院までいき、大学時代は塾講師をしていたこともあり、勉強に関しては少しアドバイスができるかと思います。
今回は、休校になっても子供の学力を落とさないために親ができることをお伝えしようと思います。
勉強は学校以外でもできる
まず私がお伝えしたいのは、勉強は学校以外でもできるということです。
小学生から高校生、大学生とやり方は違うと思いますが、基本的には学力を落とさないためにできることはあります。
勉強は、勉強したい対象(コンテンツ)と教えられる人(自分・他の人)がいればどこでもできるのです。
実際社会人になると、なにか学びたいと思ったときには自分で学ぶ必要があります。
学校もなければ講習が用意されているわけでもない。
それでも、仕事に必要だから学びたい、興味があるから学びたい、そんな人は自分で勉強するのです。
子供だって同じはず。
学校が休校になったって、自分たちで学べば良いのです。
自宅での勉強の仕方
とはいえ、いきなり勉強しろ!と言われても、何から始めれば良いかわからないと思うので、私が先生や親の立場だったらやるであろうやり方を参考までに書いていきます。
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ToDo①:勉強スケジュールをたてる
塾の講師をしていた頃、年度の初めにはテキストを見ながら子どもたちの勉強スケジュールをたてていました。
1年間で授業は何回あって、それぞれの授業は何時間で、どの教科をいつやって、授業ごとにどういう内容を扱うかというのをすべて紙に書き出すのです。
学校レベルの勉強でよければ、学校の教科書や本屋で売っているような学習本の目次を見ながら、その目次が期間中に終わるようにカリキュラムを組んでいくのです。
あとは、そのスケジュールにあわせて淡々と勉強をしていけば良いというわけです。
スケジュールをたてないと、生活リズムが崩れたり、先が見えなくて不安になってしまうと思うので、まずはスケジュールを書き出して可視化するようにしましょう。
ToDo②:教材と教える人を探す
スケジュールをたてるのと同時に、勉強する教材(コンテンツ)と勉強を教える人を探しましょう。
まず、教える人から絞り込みます。
親が教えられるケース
緊急事態宣言が出て、仕事がなくなって家にいるので自分で教えられるという人は、親が教えてあげても良いでしょう。
特に、小学生や中学生など子供が小さい場合は親が教えても問題ないと思います。
そういう場合の教材は、教科書や問題集でOKです。
教材をもとに親がカリキュラムを組み、親が先生になって教えてあげましょう。
問題集が終わってしまっても、学習本や問題集を追加で買ってきて、この際昔習った苦手な分野も克服してしまいましょう!
専門の先生に教えてほしいケース
仕事があったり、理系文系の違いなどで親がうまく教えられない場合などもあると思います。
受験生や高校生になってくると、専門の先生にちゃんと教えてもらいたいという人もいるでしょう。
そういう人は、塾の講師などしっかりと教えてくれる人を探します。
とはいえ、自粛のため今は塾に通えないですよね。
そんなときは、オンライン授業が役に立ちます。
例えば、私は高校生の頃、東進ハイスクールという塾の授業を自宅で動画を見ながら受けていました。
正式名称は忘れましたが、東進衛星予備校や東進ハイスクール在宅受講コースというあたりのコースを使っていたのだと思います。
中学生・高校生であれば、こういったオンライン塾に通うのもありですね。
また、今は緊急事態ということで、オンラインで無料で受けられる授業もたくさんあります。
例えばこんなかんじで、いろんな方が無料提供されているオンライン授業動画をまとめてくれています。
この記事の他にも、「オンライン 勉強 小学生」などと検索すればたくさんのコンテンツがヒットするので、子供が興味をもちそうなものを一緒に探してみましょう。
オンライン動画をつかえば、専門の講師の方に体系的に教えていただくこともできます。
こちらは小学生から高校生までコンテンツが幅広く用意されているようですので、この機会にぜひ使ってみましょう。
一人で勉強できるケース
高校生や大学生で、一人で勉強できるよという方は、スケジュールを自分で立てて、ひたすら参考書などで勉強をしていきましょう。
ただし、1人でやっているとどうしてもわからないというところにぶつかると思います。
そんなときは、親に聞く、普段勉強を教えてくれている学校や塾の先生に聞く、友達に聞くなどして、1人で抱え込まないようにするのがコツです。
1人で勉強ってつらいですしね。
ぜひたまには人と話しながら続けてみてください。
TODO③:勉強スペースを確保する
スケジュールをたてて、勉強する環境が整ったら、あとは勉強するだけです。
ただ、意外とこれが1番難しい。
普段家はリラックスしたり遊んだりする場所だったりすると、脳もそれをおぼえていてついついサボりたくなってしまいます。
そこで、これを機に勉強するスペースを決めましょう。
人がいた方が捗るならリビングでもいいです。
とにかく、この場所に座ったら勉強する!と決めるのです。
そして、遊びたくなったら必ずその場所から離れて遊ぶこと。
漫画を読んだり、スマホのゲームで遊んだりするときも、必ず勉強スペースから離れましょう。
そうして、勉強する場所と遊ぶ場所を明確に分けることで、メリハリをつけて勉強することができます。
大学生や社会人もこれを機に勉強を
子供だけじゃなく、学校が休みになった大学生や仕事が休みになった社会人も、これを機に勉強するといいと思います。
人生100年時代、リカレントといって、大人になっても勉強し続けることが求められています。
この世代の人は、何を学んでもいいと思います。
今流行りのプログラミングを学んでみてもいいし、ずっと気になってた投資を勉強してもいいし、普段から好きなお酒について勉強してもいいかもしれません。
普段時間がなくてなかなか学べないことも、自粛によって逆に学ぶチャンスがやってきているともいえます。
大人が勉強している家庭は、子供も真似して一緒に勉強するようになるそうですし、これを機にみんなで勉強して、学力を落とさないようにできることをしていきましょう!