想像以上に育児は大変!どのくらいで育児に慣れるもの?
初めて子供を産んだとき、最初はどうすればいいか何一つわからないところからスタートします。
それがいつのまにか育児にも慣れ、自分で考えてお世話ができるようになりました。
いつごろ育児に慣れてきたのか、私の経験談をお伝えしたいと思います。
慣れない育児は大変
赤ちゃんを産んでも、誰も育て方を教えてはくれません。
入院中に授乳やオムツ替えの仕方、沐浴の仕方を一回だけ教わるだけで、基本は自分で調べながら対応していくことになります。
まだ弱くて1人で生きていけない赤ちゃんは、日々いろんなトラブルを起こしていくので、その都度やり方や対処法を調べたりしていました。
どうすればいいのか、何を試したらいいのか、本当に何もわからず、最初の頃は自分で考えることができないのです。
毎日初めてのことばかりで、何をやってもうまくいかない時期もあります。
自分を責めたり、睡眠不足や出産の傷の痛みなどに苦しみながら、ただ生きることが精一杯な日々もありました。
そんな初めての育児は本当に大変で、私も最初は余裕のない日々を過ごしていました。
初めはみんなそんな状態なのに、子供がいる他のママさんはみんなベテランに見えますよね。
では、いったいいつ頃から、育児に慣れていくものなのでしょうか。
2ヶ月あれば育児にも慣れる
私が育児に慣れてきたなと思ったのは、赤ちゃんが生後2ヶ月を過ぎた頃でした。
最初はどうしていいかわからず、辛過ぎて泣いたりしたこともあったのですが、精神的にも安定してきて余裕がでてきたのがこの頃です。
生後1ヶ月まではとにかく赤ちゃんの育児の仕方を覚える日々で、夜泣きの対応による睡眠不足などに困惑しながらもとにかく赤ちゃんのいる生活を整えていきました。
生後1ヶ月を過ぎると、お宮参りなどのお祝い事があってバタバタしていたり、里帰りを終えて家事をしながら赤ちゃんのお世話をする生活に変わり、また今までと違った新しい生活を整えたりしていました。
ここまでは、毎日あまり余裕なく過ごしていた気がします。
しかし、生後2ヶ月を過ぎれば赤ちゃんの成長スピードも少しゆっくりになり、生活にも新しい変化がなくなってくるので、やっと新しい生活にも慣れていくという感じです。
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育児に慣れるとどうなるか
では、育児に慣れると、いったい何が変わるのでしょうか。
まず、一番大きいのが自分で考えられるようになることです。
赤ちゃんが泣いたり、寝ていたり、遊んだりするのにも、パターンがあります。
産休・育休中は赤ちゃんと2人きりのことも多く、ある意味毎日同じような日々の繰り返しなので、生活リズムが整えば必ずパターンがでてきます。
このパターンがわかれば、いろいろと心構えができるようになります。
同じギャン泣きをされても、この時間だったらお腹が空いてるのねとか、眠たくて仕方ないから何をやってもダメなやつだなとか、今までのどのパターンと同じかを思い出せば、ある程度余裕をもって対処できるようになるのです。
具体的に何に慣れるのか
育児に慣れると心に余裕がでてくるといいましたが、具体的にどんなことに慣れるのでしょうか。
ひとつひとつ、詳細を見ていきましょう。
夜中に何回も起こされることに慣れる
初めて赤ちゃんと一緒に過ごしたときに一番つらかったのは、夜中に何回も起こされることです。
赤ちゃんが産まれる前は1日7〜8時間寝ていた睡眠が、赤ちゃんが産まれた瞬間にいきなり3時間おきに夜起こされるようになり、睡眠不足にかなり苦しめられました。
普段どんなに寝起きが悪い私でも、夜中に泣いて起こされれば、すぐに起き上がっておむつを変え、授乳をし、もう一度寝かせるというお世話をしています。
これはもう、気合いで起きるしかありません。
ところが、最初は眠くてめまいや吐き気を覚えながらやっていた夜中のお世話が、朝早く起こされたときくらいのつらさくらいに変わりました。
また、夜中にえーん!という泣き声を目覚まし代わりにやっと起きていたのが、チュパチュパと指しゃぶりをする音で起きれるくらいにもなりました。
夜中起こされることに慣れた理由は、体が夜中に起きれるように変化したのかもしれません。
赤ちゃんの生活リズムに慣れる
赤ちゃんを生む前は、自分の好きな時間に起きて、好きなことを好きなときにしていました。
それが、赤ちゃんが産まれてからは赤ちゃん優先で生活するようになります。
赤ちゃんの生活リズムを整えるために、朝起きる時間やお昼寝の時間、お風呂の時間など、すごく規則正しい生活に変わりました。
そうすると、赤ちゃんの生活リズムにも慣れていきます。
機嫌がいいのは午前中だから、家事をするなら午前中に。
夜は機嫌が悪いし、お風呂や寝かしつけがあるので忙しくて何もできない。
そんな赤ちゃんのリズムにあわせた生活に慣れると、そこから段取りをして効率よく動けるようになっていくので、自ずと自分の時間も増えていきます。
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ギャン泣きにも慣れる
赤ちゃんのお世話をしていて一番焦るのが、ギャン泣きです。
力いっぱい、全力で泣く赤ちゃん。
なかなか泣き止まないし、大粒の涙がこぼれ落ちてなんだか申し訳なくなってきます。
一方で、耳をつくような大声で泣かれるので、最初はイラッとすることもありました。
それが、いつのまにかその声の音量にも慣れ、ギャン泣きすることに理由がない場合もあることがわかると、はいはいと普通にあやせるようになります。
赤ちゃんを抱っこしながらの家事にも慣れる
最初は首が座っていない赤ちゃんを抱っこするのは本当に怖いです。
両手でしっかりと支え、あまり歩き回らないようにして過ごしていましたが、2ヶ月もすれば抱っこにもかなり慣れます。
そうなると、片手でも安定した抱っこの仕方がわかってきて、もう一方の片手がフリーになります。
一日中家にいるので、赤ちゃんのお世話だけでなく、料理や洗濯などの家事もする必要がありますよね。
我が家の赤ちゃんは置いてしまうと泣くことが多いので、だんだんと片手で抱っこしながら片手で家事をする生活ができるようになりました。
左手で抱っこして、右手で洗濯や料理など、片手でできるところは工夫して片手で済ませ、油がはねそうな危険な作業だけ赤ちゃんを置いて対応しています。
あやしかたに慣れる
赤ちゃんもだんだんと成長しておもちゃに反応したり、こちらのやることに反応するようになります。
すると、何が好きで、どんなことをすると気を紛らわすことができるのかなど、あやし方もわかってきます。
なんで泣いているかわからなくても、どうしたの?と声をかけながら、様子を観察して何をして欲しいのか探すことができるようになります。
話しかけるのに慣れる
赤ちゃんをあやすのに必須なのが、話しかけることです。
最初は恥ずかしかったり、何を話しかければいいかわからなくても、だんだんと自然に話しかけられるようになります。
泣いたらどうしたの?と聞いたり、笑ったらうれしいの?と聞いたり、おっぱいを欲しがってたらお腹すいたね!と言ったり、赤ちゃんはなにもしゃべれないけど、喋ってくれているような気持ちでおしゃべりをします。
言葉にすることで、自分の気持ちにも余裕が生まれるので、最初は慣れなくてもがんばって話しかけ続けましょう。
寝かしつけに慣れる
最大の難関が寝かしつけです。
最初の頃は本当につらくて、何をやっても寝ないし、置けば起きてないちゃうし、途方に暮れていました。
そんな寝かしつけも、2ヶ月もたてば20分くらいで寝かしつけられるようになりました。
赤ちゃんの生活リズムがだいぶ整ってきたこともありますが、どうすれば赤ちゃんが眠くなるかというやり方もなんとなくわかってくるのです。
赤ちゃんがどうやったら寝られるのかは、赤ちゃんによって違います。
自分の赤ちゃんはどうすれば眠くなるのかを見つけられるのが、ちょうど2ヶ月ごろなのかなと思います。
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人間は慣れる生き物
育児とは関係なく、人間は環境に慣れることができるすごい特性をもった生き物です。
どんなに過酷な環境でも、それが続くといつのまにか慣れていきます。
それは人間が生きていくために必要な能力なのでしょう。
育児でも同じです。
はじめての赤ちゃんのお世話は大変でつらいことも多いですが、いつか必ず慣れます。
それまで、心を壊さないように適度に力を抜きつつ育児をすることが重要です。
とはいえ、慣れるまでは本当に大変です。
慣れるまでは、出来る限り親やパートナーに頼りながら、みんなで育児ができるといいですね。
私の場合は2ヶ月でしたが、もっと早かったり、遅かったりすることもあると思います。
ひとつの目安として、まずは2ヶ月を目標にして育児をがんばっていただけたら幸いです。